2013.1.19

ちょっと昔の映画で大好きなのが「アマデウス」。
モーツァルトという当時異端児であり急先鋒だった天才音楽家を
オーストリアの宮廷作曲家であったサリエリの視点から描いた傑作映画。
音楽が美しいのは言うまでもないんだけれど、
それ以上に人物の膨らませ方が本当に豊かでひきこまれる。
DVDが壊れちゃうんじゃないかっていうくらい繰り返し観ている。

この映画の中で、モーツァルトが当時のオーストリア皇帝ヨーゼフ2世に
自分の作曲しているオペラの正当性を訴える場面で、印象的な台詞がある。

「物語が進み登場人物が徐々に現れるにつれ、
二重唱が三重唱、四重唱、五重唱とどんどん増えていく。
芝居だったら皆が同時に喋ったらわけがわかりません。
でもオペラでは20人が同時に歌えば、それがハーモニーになるんです」

思えば写真も同じじゃん。
一枚の二次元に、どれだけ美しいハーモニーを込められるか。
そしてそれにいかに立体感をもたせられるか。
うーん、深いわ。

今年から私、所属事務所が変わりまして。
今までいたイマージュからスプートニクにお世話になることに。
心機一転・新たな門出をこのモーツァルトの心意気を胸に留め、精進します。
よろしくです。